ツバメの巣とは

ここでは、ツバメの巣がそもそもどんなものか、ご紹介します。

ツバメの巣が作られるエリアとは

食用のツバメの巣は、私たちが日常でよく見かける泥でできたものとはまったく違います。

そもそも、ツバメの巣を作るツバメは、アマツバメ目アマツバメ科アナツバメ属の鳥の総称で、全長10~15センチメートルの小さな鳥です。

この小さな鳥が、洞窟の中に入り込んで、集団で巣を作るのです。

このアナツバメ属は、合わせて約数十種類ほどがいると言われていますが、そのほとんどが、タイ・マレーシア・インドネシアなどの海洋に面した洞窟に生息しています。

つまり、そもそも住むエリアが狭いことから、なかなか取ることができない=高級ということにつながるのです。

ツバメの巣の取り方とは

アナツバメは、一度使用した巣は二度と使わないという習性があります。ツバメの巣は、アナツバメの生育環境を守るべく、この使わなくなった巣を採取しています。

アナツバメは年に3回巣を作りますが、それ以外の季節は、アナツバメの住む洞窟の周りには近づくことができず、密猟者を取り締まるために武装した警備員が警備するほど、ツバメが住む環境を国や地域全体を挙げて整えているのです。そのため、ツバメの巣の採取人は、巣の採取シーズンになると時には2週間ほどこもりきりになって、ツバメの巣を採取します。

ツバメの巣の採取は、薄暗い洞窟内で、ロープや竹で作られたはしごを登り降りしながら一つひとつ手作業でもぎ取るという、大変な作業です。

アナツバメの洞窟自体が非常に狭く、近代的な機械を入れることができないため、巣の採取には転落の危険も伴うのだそうです。

こうした理由から、自然のツバメの巣は非常に高値で取引されており、庶民にとってはなかなか手が届かないものでした。

けれども近年、アナツバメの習性が研究され、マンションなどの人工物にアナツバメの巣を作ってもらう技術が進歩し、こうして私たちでも比較的買いやすい価格となって、市場に出るようになったのです。